佐治タイル株式会社
佐治タイル株式会社
佐治タイル株式会社
事業再構築補助金
既存事業 | タイル、レンガ、ブロック工事業 石工事業・内装仕上工事業 LIXIL特約工事店・TOTO認定工事店・KYタイル工事特約店 |
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住所 | 滋賀県高島市鴨1335番地1 |
業種 | 製造業 |
佐治タイル株式会社は昭和47年創業。建築会社や工務店、ハウスメーカーなどから依頼を受け、タイルの施工全般を請け負うタイル工事業を営んでいます。商業施設、マンション・戸建てなど民間の物件から、公民館や図書館、役場など公的施設の施工も行っています。今回、株式会社marufukuの支援を受け「事業再構築補助金」の採択を獲得、タイル加工工場の建設とタイル用大型切断機の導入を実現しました。さらに「持続化補助金」の採択も受け、タイル加工業者としてのPRも実施。申請と採択の決め手、補助金を得ることによって事業がどう変化したのか。同社社長の佐治繁典さんにお聞きしました。
タイル施工の現場で必要となるのがタイルの加工です。施工現場では角の部分や端などの処理に「役物タイル」と呼ばれる特殊な形状のタイルが必要となります。役物タイルの加工には切断機などの設備と工場が必要となるため、今までは、自社での加工が困難で県外の加工業者に製造を依頼していました。加工にはそれ相応の時間も必要となります。内容と量にもよりますが、長いと1週間かかる場合もあります。そのため、どうしてもタイムロスが発生しスケジュールにも影響が出ます。また、例えば、加工した材料がなければ、その部分だけを後日、施工に行かねばならない、いわゆる「出戻り」作業が発生します。次から次へと、職人さんを動かしていく中で、材料がないためにスムーズに行かなくなり、効率が悪くなります。自社でタイル加工ができれば様々なメリットが生まれますし、より臨機応変にスムーズに対応が可能となります。
自社で加工ができればいいなとは以前から思っていましたが、具体的にどうしていけばいいのか、日々目の前の業務がある中、なかなか集中して考えることができず、計画を進められていませんでした。そんな中、知人からmarufukuさんをご紹介いただき、相談に乗っていただきました。当社の現状をご説明させていただき、様々な可能性を探り、結果、現状の事業に近い部分で再構築の方向性で行こうということになり「タイル加工」で申請することになりました。
何度か打合せをさせていただきました。marufukuさん主導で準備を進めていただいたので、とてもスムーズに申請することができ、大変さは感じませんでした。本業があり申請準備に時間がなかなか割けない中、やぱり、その道のプロにおまかせすることがいかに大切か改めて感じました。
県内にタイル加工をしている業者がなかったこと、納期の短縮や施工現場を熟知した当社が加工するため品質向上が期待できること、地域経済への効果などを詳細に記載、収益性を高めることが出来る点を具体的に示せたことが、採択につながったポイントだと思っています。
タイル加工への進出には場所(工場)と設備(機械)が要ります。投資費用もそれなりに必要になりますので、なかなか踏ん切りのつかない状態でしたが、補助金の活用で、現実のものにすることができました。事業の新しい展開の1つのステップを踏み出せた感じです。自社でいつでもタイルを加工できることにより、より柔軟に業務を進めることができるようになりました。
補助金の申請には、要件の理解、資料の準備、計画の策定、資金計画などなど、様々なハードルを超えていく必要があります。活用したい思いはあっても、面倒くさくなってしまったり、目の前の仕事に時間を取られたりして、結果、先送りになってしまい、気がついたら期限が来てしまっていたなど、よくありがちなパターンかなと思います。プロに入ってもらうことで、自分では思いつかない新しい事業の視点やアイデアもいただきました。ぜひmarufukuさんに一度相談されることをおすすめします。
●補助対象経費(事業再構築補助金)
建物費 1160万円
機械装置・システム構築費 140万円
計 1300万円
補助金:上記の 2/3 補助 934万円