有限会社ディーバ
有限会社ディーバ
有限会社ディーバ
事業再構築補助金
既存事業 | 美容室 |
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住所 | 和歌山県田辺市宝来町24−7 |
業種 | 美容室・フォトブック企画・制作 |
有限会社ディーバは、田辺市で美容室「DIVA HAIR」を経営するとともに、和歌山市内にも美容指導やティーチングの拠点としてDIVAスタジオを構えます。主たる売上は「美容業」によるものですが、美容師で同社代表である黒崎一也氏の同業者へのティーチングやセミナー講師としての収益や、ブライダル事業、レンタル衣装の収益など、様々な取り組みをしています。
美容師はどうしても年齢を重ねていくと、自然淘汰されるというか、お客様が目減りしてしまう。45歳位がピークでしょうか。その頃になってくると美容で安定した収益を上げ続けることが難しくなってきます。そういう苦労をする地方の同業者も多いのが現状です。中には人気があり、年齢関係なく精力的に取り組んでらっしゃる方もいますが、そんなに多くないと感じています。以前から弊社で取り組んでいたブライダル事業と、美容師の特性を生かした「撮影」を事業メニューにして、そんな方々にも役に立てないかと考えています。
2020年からのコロナの影響で、お客様が激減。とともに、結婚式の需要も大幅に減ってしまった。結婚式場やレンタル衣装屋さんもずいぶん潰れてしまいました。そんなタイミングでフォトウェディングが台頭してきました。フォトウェディングは韓国で盛んです。特徴はクオリティの高さ。これは、僕ら(美容師)に向いているのではないかと感じました。私は写真撮影もしていたし、もともと職業柄デザイン系のものも得意です。これはいけるんじゃないかとやり始めました。
「結婚の仕方」が、コロナを機にすっかり変わってしまいました。フォトウェディング・・・写真がまずは優先で余裕があれば結婚式もする。それも、身内だけでこじんまりと食事するようなスタイルが増えてきました。そこで、事業再構築補助金を活用してうちの美容室の3階スペースを改装してフォトウェディング用の撮影スタジオを作りました。スタジオでヘアメイクもバッチリ行い、二人の最高の写真を撮る。そして、和歌山県って南紀白浜とパンダが有名ですが、景観が素晴らしいのです。海があり山があり。外国にいかなくても素敵な写真が撮れるロケーションがたくさんある。写真が撮れる美容師さんならヘアメイク全てがトータルでできる。美容師さん、メイクさん、カメラマンとばらばらでやっていたものが一人でできる。コストを抑えられます。
美容師は三次元の世界である髪型を触るのが仕事です。写真は現実を二次元で表現する。これは、美容師にとって髪型を鏡で確認するのと同じなんですね。だから、美容師の感性は写真撮影に向いているんです。街の写真館では撮れないような写真が撮れる可能性を秘めているんです。
カメラのことやカメラワーク、技術的なことなど、学ばないといけないこともたくさんあります。以前からその分野の指導もしていましたが、本格的な事業展開もにらみ、和歌山県の国の事業再構築補助金への上乗せ支援制度を活用して、和歌山市内にアカデミーを作りました。関空からも近いので全国からも来ていただきやすい場所です。指導した美容師さんが写真集(フォトウェディング)を作り、収益が得られる実績を作って全国に展開していければと思っています。
全国どこにもその土地ならではの素晴らしい景観や名所があります。地元に根ざして商売してきたネットワークなんかも活かせると思います。例えば、地元のホテルと提携して、1泊2日でリトルハネムーンをパッケージにして提供するとか。ウェディング以外にも観光に来る人に向けての写真の提案も可能です。ここだと、熊野古道に多くの外国人観光客が来ます。その方々に対して、世界遺産で「白無垢と袴」で写真撮りますよ、とかね。
そんな話をmarufukuさんにした時に、「おもしろい。やりましょう」と。でも、「資金がないよ」というと、「補助金使って夢、叶えましょう」と言っていただきました。ヒヤリングしていただいたことをまとめ、方向性を考え、申請・採択に至るその過程は、まさに「夢を掴む道の、近道を作ってくれる人」という感じです。やりたいことがあっても、日々の仕事に追われて、語ることはできても書類に落としこむことはできない。そこを完璧にサポートしてくれる存在がmarufukuさんです。年を取ってくると、時間は有限なのだということをひしひしと感じます。限りある時間の中で何ができるのか?「夢への近道」をmarufukuさんがサポートしてくれます。
●補助対象経費(事業再構築補助金・和歌山県事業再構築チャレンジ補助金)
自社ビル改修費・テナント改修費・WEBサイト構築・SNS構築
計:3000万円
補助金:2000万円